ワインとデザインの共通項〜点・線・面〜

こんばんは。大石です。

僕は普段、グラフィックデザイナーとして働いているのですが、
学生時代はデザインを専門としていませんでした。

一応ものづくりの学校だったので、
芸術史などの授業は受けていました。

その中で今でもずっと覚えている芸術ワードがあります。

それが、

「点・線・面」

です。

たしか美術(絵)の授業で
一番最初に教えてもらったものです。
(ちょうど先生が恩師だったので記憶していたのです)

点と線と面。

今回はこの「点・線・面」でワインを考えてみましょう!

これを読めばきっとワインを覚えるのに役立つはずです!

いや、ワインだけでなく
色々な物事を考えるときに使えます。

さて早速。

この「点・線・面」ですが、

ワシリー・カンディンスキーという
ロシア出身の画家が著した「点・線・面 抽象芸術の基礎」という
本からの言葉です。

彼は抽象絵画の始まりの人としても有名のようですね。
(簡単な経歴はWikipediaをご参照ください)

赤と白と青の四角の絵。の人です。

たぶん一度が見たことがあると思いますよ。
(カンディンスキー 絵 でググってみてださい)

いや、そもそも
「抽象絵画」って何やねん、ということですが(えせ関西弁でごめんなさい)

デッサンなどの具体的な絵(写実)とは反対に
普段みている世界よりもぼや〜とした感じのやつです。

現実の世界をデフォルメ(簡略化)して表現したもの。

この抽象画で人気のあるのがモネです。睡蓮が代表作です。
(これも、モネ 絵 でググってみてください)

ちょっと余談ですが、
その睡蓮という絵、「光を描いた」と言われています。

タイトルは花の名前なのですが、
描いたのは睡蓮という花ではないんです。

睡蓮が浮かぶ景色を映し出す「光」を描いた絵なんですね。

だから、花とか池がぼやーとしているんですよね。
(花や池を詳細に描くと具体的な写実画になります)

ちなみに、この光を描いている間に
太陽は動くのでモネは必死でした。

必死で、それに負けないようにと、
ものすごい速さで筆を走らせた。と言われているそうです。

話がそれました。笑

そんな抽象絵画の祖、カンディンスキーは、
現実の世界(見える世界)を単純化して捉えようとしたわけです。

そのときに用いたのが

「点・線・面」

では、それって何か!?

正確な解釈は専門家の方にお任せするとして。。笑
ここでは僕なりの解釈をさせていただきます。

「点・線・面」は表現のステージを表しています。

目に見えるものって色々な要素が複雑に組み合わさっていますよね。

形とか色とか質感とか、、
それを絵で描こうとするとものすごーく大変ですよね。
色鉛筆で簡単にしゃしゃーっと一筆書きでは描けません。

そんな複雑な目の前を単純にしてみよう!
それも3つの段階に分けて!!

という試みが、

「点・線・面」というフレーム(考え方)です。

点・線・面のそれぞれは何かというと、

点:最小単位の構成要素

線:点が連なった方向性

面:線が織りなす世界

と考えています。

説明が固いのでなんのこっちゃですが、
地図をイメージしてみましょう。

点は建物や人、木などの細かい部分。

そこから「ー」を押して世界を広げましょう!(googlemap的な)

だんだんと建物は見えなくなって、
それらが作る街や地域が見えるようになってきます。
これを線とします。

そこからさらに「ー」を押して世界を広げましょう!!

そうするとそれらの街や地域が集まって
ひとつの国を作ります。
それが面です。

イメージなので何となくこんな感じとして考えてみてください。

大きく捉えれば
見えるものは全て点で構成されている、というイメージです。

原子みたいなものですね。

線、面の中には多くの点が集まっています。

見えるものは一見、とても複雑なのですが、
拡大していくと、ものすごく沢山の要素が集まっているのです。

最小単位を点

点の集合を線

線の集合を面

です。

この「点・線・面フレーム:を利用すればワイン(だけでなく物事)も分かりやすくなります!

ワインには沢山の構成要素があります。

味覚、香り、時代、生産者、造り方…など

複雑な要素や考え方が混じり合ってひとつのものを作っています。

いきなり、それらの要素にフォーカスすると
ワイン単体(全体の形)をうまく捉えることができません。

なので、、

ひとつの要素を単純化し、
それを展開するようにすればいいのです。

もっといえば、

広い視野から落とし込んでいくのがポイントです!

例えば、

品種で考えてみましょう。
(広い視野からいってみます)

まずは面の世界。

ワインの葡萄品種は何千とあります。

ただ、普段飲む機会があるものは限られているはずです。

しかも、地域によって作られている品種は
だいたいに決めることができます。

・カベルネ・ソーヴィニョン
・メルロー
・シラー
・シャルドネ
・ソーヴィニョン・ブラン

面で捉えるには、

世界の品種マップを理解すればいいのです。
(品種マップは今作っているので後日公開します。)

そして、線。

面は世界の品種マップだったので、

ここでは世界を国に絞ってみましょう。

例えばフランスであれば
品種の違いで歴史、地域、製造方法、セパージュ(葡萄品種の配合率)が異なります。

ただ、品種という点を地域という線でつなげてあげると、

フランスに置ける葡萄品種の違いがよく分かるようになります。

なぜピノ・ノワールは単一品種なのか。

なぜ五大シャトーは色々な葡萄品種を組み合わせるのか。

その理由も繋がってくるはずです!

そして、点。

品種単体の個性に迫ります。

カベルネ・ソーヴィニョンはこういう味・香り。

メルローは、ソーヴィニョン・ブランは、、など

単体の持っている個性を捉えることで、
ワイン単体の形を捉えれるようになります。

個性としては一番分かりやすいところかと思います。

モノ・セパージュ(単一品種)でも
ピノ・ノワールとメルローでは全く個性が異なります。

というように、

点・線・面で情報を分解することによって、
複雑なものがシンプルになるので、分かりやすくなると思います。

デザインも全く同じ考え方ができます。

その他の仕事や日常生活の家事なども同じだと思います。

要素を単純化して、つなげて、整理しながら考えてみる。

是非、こんな思考法もあるのだと思って、
実践してみてください!

ワインなら今まで気にしていなかった品種で選んだり、

デザインでならプレゼン資料を作るときに
発表する要素を細分化して、点線面フレームで再定義してみたり、

家事なら、
ひとつ一つの作業がどうやって1日をつくっているか意識してみたり、

もし実践されましたら
メールいただけますと嬉しいです!

今回のブログ内容についてでもいいですが、
何か感想や意見などいただけると嬉しいです!

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございます。

大石博

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